NFTをDEX市場で流通させるShardingDAOは、3月23日に21日間に及ぶ流動性マイニングの第1フェーズをスタートしました。今回のマイニング報酬は合計150万SHD、ロックアップの合計量は1億7000万ドルを超えています。
NFTアート×DeFiレゴを可能にするスキーム
ShardingDAOは、アートの民主化と低コストの資本循環を目指すNFT資金調達プラットフォームです。
最大の特徴は、NFTのフラグメンテーション(細分化)により複数のERC20に分解できること。クリエイターは資金調達のために「シャード市場」を作成でき、投資家にとっては購入したERC20をUniswapなどのAMM(自動マーケットメイカー)で流動性提供に利用できます。
NFTクリエイターは作品のシャード市場を形成し、サブスクリプションを募ります。各シャード市場に属すERC20の90%がバイヤー間でシェアされ、10%がプロトコルとクリエイターに配分されます。調達資金の5%はShardingDAOに差し引かれ、クリエイターは95%を受取ります。
NFTの資本効率を向上
現在、NFTは暗号市場全体の市場価値の0.2%です。流動性が限られていることがNFT市場の成長を妨げています。そんな中、アートはNFT市場の1/3を占めており、流通市場の取引量はプライマリー市場の約2倍となっています。ShardingDAOは、NFTの資本効率を高め、価格発見機能を向上させることでNFT市場の拡大に貢献しようとしています。
トークンディストリビューションは画像の通りです。セキュリティ監査に関する情報は見受けられませんでした。流動性マイニングは、WBTC、ETH、USDT、B20、MEME、MUSE、RARI、WHALE、NFTX、MANA、SAND、ENJで参加可能です。
ShardingDAOは2021年4月6日までガバナンストークンSHDのエアドロップを実施しています。対象者は、Nifty Gateway、Rarible、OpenSea、SuperRareで取引量上位アドレス800件、及び取引件数の上位600件、加えてNFTプロジェクトのスナップショット投票数が多い200アドレスとなります。