昨年の夏からDEXが盛り上がりを見せています。Uniswapの給付金配布や、Sushiswapの登場。
その後のEthereumの遅延とガス代の高騰により、手数料の安くて、速いBSCやSolanaに一部のユーザーが移動しました。
しかし依然として、カルダノ(ADA)ネットワーク上にDEXはありません。
そこでカルダノネットワーク上にDEX を作ろうとする動きが注目を集めています。
実際にいくつかのプロジェクトがカルダノ上にDEXを作ろうとしており、今回はそのうちの2つをご紹介します。
- Cardax
- SundaeSwap
カルダノ(ADA)とは
カルダノはEthereumの共同創設者の1人で、Cardanoブロックチェーンを構築するIOHK社のCEOでもあるCharles Hoskinson氏などを中心に開発されました。
PoSブロックチェーンを利用しており、ネイティブトークンのADAは価格が上昇して注目を集めています。
また前回のCoingekkoの国内仮想通貨検索順位でも1位に躍り出ました。
今週の国内人気コインランキング(5月22~28日)を公開しました。
今週はトップ10初登場の $BANANA が2位にランクインしました。さらにここ数週間注目を集めている $MATIC も初のトップ10入りを果たしました。
$BTC は4位、 $ETH は7位という結果となっています。 pic.twitter.com/l3ANRxCfO2
— CoinGecko Japan (@CoinGeckoJapan) May 28, 2021
2021年3月2日には「Mary」と呼ばれる大型アップデートが行われました。これにより、カルダノネットワーク上にネイティブトークンの発行が可能になります。
そして次回のアップグレード「Goguen」ではスマートコントラクトが実装され、本格的にDeFiに参入します。
SundaeSwap
SundaeSwapはUniswapのような、AMMを採用したDEXです。
カルダノブロックチェーンのトークンの取引を可能にします。Goguenのアップデートに合わせて、2021年8月にローンチ予定です。
SundaeSwapで特徴的なのが新たな資金調達:ISO(Initial stake Pool offering)です。
$ADAをステークプールに預けることで、ステークプールの貢献度に応じて、SUNDAEトークンが配布されます。SUNDAEトークンはDEXの様々な機能に利用できる予定です。
ISOは5月末に開始予定でしたが、公式サイトでスタートが遅れることが発表されました。6月1日に正式なアナウンスがある模様です。
ISOの参加方法
ISOに参加するにはカルダノネットワークに対応したウォレットを用意しておけば十分です。
Daedalus, Yoroiウォレットに10ADA以上入れておき、Ssundaeswapの対象プールにADAを預ければ、2、3週間後には報酬を受け取れます。
SundaeSwap詳細
公式サイト:https://www.sundaeswap.finance/
Twitter:https://twitter.com/SundaeSwap
Cardax
CardaxはADAを他のカルダノネットワーク上のトークンと交換や、流動性供給を可能にすることを目的としたDEXです。
現在Project CatalysにFund4の提案をしており、5万ドルのDEX開発資金を求めています。開発チームはQuant Digital社のチームリーダーのRyan Morrisonです。
Want to see a DEX on Cardano? Let’s make it happen! Like, comment and support our proposal here: https://t.co/NxnM8OoRKx pic.twitter.com/jTkLbP42lP
— Cardax (@CardaxDEX) March 18, 2021
Cardaxはカルダノネットワーク史上初のDEXになることを目指しており、従来のAMMよりも利便性を高めたEAMM(Extended Automated Market Maker)プロトコルを採用します。
具体的にはAMMとオーダーブックの両方を兼ね備えたDEXになる見込みです。
Cardaxの開発スケジュール
このプロジェクトは6段階で開発を進める予定で、集めた5万ドルは1段階目(アーキテクチャ、UI/UX)で使用するとしています。
それ以降は、セキュリティ、バックエンド、EAMM、スマートコントラクトと開発を進めていくということです。
Cardax詳細
公式サイト:https://cardax.io/
Twitter:https://twitter.com/CardaxDEX