Huobi Globalによると、Hecoの分散型取引所MDEXのガバナンストークンMDXは、過去1か月間で0.5ドルから最大10.23ドルへと約2000%上昇した。
MDEXプラットフォームのTVLの合計は14億ドルを超え、1日の最大取引量は23.2億ドルに達し、1日の最大流動性TVLは13.3億ドルに達している。
Hecoとは「Huobiエコチェーン」の略称であり、Binance Smart Chain(BSC)と似た中央集権型取引所のDeFiエコシステムである。
2020年12月10日にローンチされたHuobiエコチェーン(Heco)は、わずか3か月でパブリックチェーンとして急成長を遂げた。2月22日の時点で、Hecoネットワーク全体のTVLは31億2500万ドルに達し、1日のトランザクション量は300万件を超え、有意アドレス数は210万件を超えている。
Hecoのガスとして使用されるHuobiのプラットフォーム通貨HTも過去3か月で6倍になり、26.89米ドルの過去最高値を付けている。同様の上昇はBNBにも表れている。
Hecoエコチェーン上では、MDEXの他にレンディングプロトコルなどのアプリケーションが整っており、HTやHBTCを流動性提供することにより容易に100%以上の年利を得られる状況となっている。さらには、HTをステーキングすることでHecoチェーンのスーパーノードになり 手数料収入を得られるなど、プラットフォーム通貨の評価構造は強化されている。
足元の市場の関心は、イーサリアムDeFiシーンから、CEX(集中型取引所)プラットフォームのDeFiエリアに移りつつあるようだ。
Heco詳細
- 公式サイト:https://www.hecochain.com/en-us/
- Twitter:https://twitter.com/Mdextech