う○こ合成トークン|う○こ目撃頻度を追跡するERC20トークン(UMA活用事例)

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う○こ合成トークン(正式にはSF Poop Token)とは、サンフランシスコ(以下SF)のSF311によって報告されたう○こ目撃頻度を追跡するERC20トークン。本トークンはUMA合成トークンビルダーを用いて作成されており、トークンホルダー(SF市民)はう○こ目撃情報が増加すると利益を得ることができ、逆に街中のう○こ問題が解消されていくと発行者(SF市)が利益を獲得できるというものです。

一見ふざけたトークンのように思えますが、SF市は本トークンを活用してホームレス問題を解決することを目的にしており、その中身は社会的意義のある真面目な計画です。今回はUMA(合成トークン作成プラットフォーム)、Uniswapの活用事例としてSF Poop Tokenの概要をご紹介致します。※2019.11.15現在はUniswap(Rinkebyテストネット)でのみSF Poop tokenを扱うことができます↓

UMAとは?DeFiエコシステムを拡張するシンセティックトークン発行プラットフォームの概要と機能について

SF Poop coinsが見据える課題

出典:https://www.notion.so/Poop-Exchange-Tokens-to-track-shit-sightings-in-SF-e1dbb976cb6e4d46b6382859bda9bfb4
サンフランシスコシティは年々増加するホームレス問題に頭を抱えており、この問題を解決する方法として合成トークン(SF Poop coins)に着目。上グラフ(SF311のデータ利用)は2014年以降の月間う○こ目撃件数を表しています。こちらの報告によると2019年11月9日時点過去30日で2927件ものう○こ目撃情報があったようです。

ソリューション

SF Poopトークンの発行者であるサンフランシスコシティには街中に溢れるう○こ問題を全て解消することができるとトークン販売で得たお金を全て獲得することができるというインセンティブが働いています。一方のトークンホルダー側(市民)には、う○こ目撃情報を報告することで利益が得られるというインセンティブが働いています。例えば、月間3,000件のう○こ目撃件数に対して、1,000万ドルのSF Poop Tokenを発行した場合、目撃件数を月間1500件に減少させることができれば、市は500万ドルを稼ぐことができます。逆に事態が悪化し、月間6,000件に増加した場合、市は1,000万ドルの負債を抱えることになります。この仕組みにより地方自治体のインセンティブ調整として機能し、居住者(トークンホルダー)は仮に居住区の衛生状態が悪化した場合でもお金を稼ぐことができ、逆に問題解決し損失が出たとしてもその分居住区の環境がより良くなる。実験的な試みではありますが、様々な公共インフラにも応用ができそうな仕組みとして着目したいですね。ただし、トークンホルダーが意図的にう○こを街にばら撒くことで価格高騰を企てることもできるので、その辺りは問題として捉えているようです。(法律と公共の場での排泄に伴う恥がこれの予防となると考えている)※Vitalik Buterinからの提案で市民全員に譲渡不可能なコインとして配布し、ユニバーサルベーシックインカムの一形態として利用するという案もあるようです。

市が提供するAPIからデータを引き込む

う○こ合成トークンに紐づくう○こ目撃件数はサンフランシスコ市が提供するAPI(SF331データを照会)を利用されるようです。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

SF Poop token詳細