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マルチチェーン・メタバースのSomniumSpaceがSolanaを統合($CUBE)

SOmnium

マルチチェーンメタバースを構築するSomniumSpaceが、イーサリアムに続いてSolanaブロックチェーンへの統合を完了しました。Phantomウォレットを接続して、SomniumSpaceのNFTをゲーム内に持ち込めるようになりました。ここではSomniumSpaceについて解説します。

クロスプラットフォームMetaverse

Somnium Spaceは、ブロックチェーン技術を利用した仮想現実世界(メタバース)です。ユーザーは土地を購入したり、オブジェクトを構築したり、インポートしたり、アバターやスクリプトを使用したり、イベントを収益化したりできます。スマートフォンアプリからデスクトップアプリ、VRゴーグルまで、Webブラウザを介してあらゆるデバイスからプレイ可能です。

Somnium Spaceがvrgineers社と共同で開発したVRヘッドセットは、2022年の第4四半期の出荷を予定しています。Oculus PC、HTC VIVE、HP、VALVE、Windows Mixed Realityなどに対応し、スペックはSteam Valve IndexやHTC Vive Pro 2(1,399ドル)などと競合するハイエンドモデルです。唇や目などアバターの体全体のトラッキングに対応しており、ハードウェアによる匂いなどの機能の付与も想定されています。

ゲーム内経済

Somnium Spaceのメタバースはブロックチェーン技術を活かして、『仮想空間、デジタル資産、体験のトークン化』に基づいた経済圏を構築しています。ユーザーは自分の創作物を所有して収益化することができ、分散型マーケットプレイスでアイテムを取引できます。

NFT Avaters

例えば、Somnium SpaceのOpen Avatars APIを使用して、アバター製作者は2021年に50万ドルを超える収益を上げています。2022年にはアイテム製作用のSDKをリリースし、車、テーブル、ウェアラブルなどを作成可能になります。プロジェクトは相互運用性を志向しており、これらのアイテムを異なるアプリケーションやプラットフォームで利用可能にすることを目指しています。

さらに、Somnium WalletやSomnium Marketplaceが導入されると、より簡単な取引や自動貸し出しが可能になり、Play2Earnのマネタイズサイクルが加速する展望です。2022年前半にはKaarmaシステムが導入され、メタバース内でのポジティブな行動に対して報酬を得ることができるようになります。今年中にもテレポートHUBが開始され、HUBオーナーは移送サービスから収益を得られます。

Somnium Space Creators Fund

Creaters Fundエコシステムと人々のアイデアや創造を促すために、Gemini、GSR、Chris Bell、MOCA、Admixをパートナーとして50万ドル相当の$CUBEからなるSomnium Space Creators Fundが設立されました。ファンドは将来的に10倍の規模になることを目指しています。WEB3スタートアップ企業はVRを使ったアイデアの提案によっては、支援を受けることもできます。

CUBEとは?

CUBE$CUBEは、Somnium Spaceのネイティブ通貨であり、イーサリアムのERC20トークン規格で発行されています。$CUBEはプレイヤー間の取引に使用され、アーケードゲームや遊園地、美術館への入場などに使用されます。開発者は、インタラクティブなアーケードゲームを構築・開発し、顧客からCUBEトークンを受け取ることができます。なお、CUBEは投機や投資のための金融商品ではなく、仮想現実の経済における商品やサービスの交換媒体であるとされています。ただし、$CUBEの最大発行量は1億枚の上限があり、ステーキングにより特典にアクセスできるようにするなどの機能も計画されています。

2018年に英国で設立された開発チームは計4回の資金調達で200万ドル以上の投資を受けています。Somnium Spaceのアーキテクチャはサブサーバーやインスタンスにユーザーを分割することなく数千人ものプレイヤーが同時に存在できるようにし、最高レベルの没入感を実現することで映画「Ready Player One」のような体験を提供することを目指しています。

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