ArgentはEthereumレイヤー2に対応したモバイルウォレットです。iOSとAndroidに対応しています。
今までSafePalやTokenPocketなどマルチチェーン対応のウォレットを紹介してきましたが、ArgentはEthereumのレイヤー1、レイヤー2に特化。
ウォレット内からYearnやLido、AAVEなどのdAppsを簡単に利用することができます。L2だとUSDCが最大12.06%でスマホから運用が可能です。
この記事では
- Argentウォレットの基礎的な内容
- 実際の始め方
まで解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
Argentの特徴1:シードフレーズ不要のセキュリティ
従来のウォレット(MetaMaskなど)では、シードフレーズという12〜24の英単語を記録する必要がありました。主にウォレットのリカバリーを目的としており、紙に書き留めるなどして厳重に保管する必要があります。
しかしArgentはこれに代わる新しいリカバリープロセスを生み出しました。
具体的には秘密鍵が携帯電話内で生成されて、ローカルに保存されます。これにより秘密鍵がスマホから離れることはありません。
また、万が一紛失しても「Guardian」と呼ばれる存在によって、あなたのウォレットを復元することができます。
「Guardian」とはあなたのウォレットのセキュリティを高めてくれる存在のことです。
- あなたの保有するハードウェアウォレット
- あなたの家族など信頼できる他人
- 2段階認証などのサードパーティアプリ
などが該当します。
これらを設定することで、ウォレットのロック・リカバリーなどが実行可能です。
Argentの特徴2:Ethereumレイヤー2対応ウォレット
ArgentはzkSyncというレイヤー2ソリューションの1種を採用しています。
zkSyncはMatter Labsが開発している、zk Rollupを活用したプロトコルの1つです。zkはゼロ知識証明の略。
従来のレイヤー1に比べて低コスト・高速な取引を可能にしています。
またレイヤー1のファイナリティとセキュリティを継承しているため、安全性も高いです。
参考:給付金を狙え!EthereumのLayer2プロジェクトを触っておこう(zkSync, Arbitrum,Optimism編)
Argentウォレットでレイヤー2アカウントを別途作成することで、AAVE、Lido、Yearnで資金の運用ができます。
Argentの使い方1:登録方法
動画で見たいという方は、こちらの英語のYoutubeが参考になります。
(1) iOS、Androidのアプリをダウンロード
(2) Create New Wallet
(3) ユーザーネームを設定
(4) 電話番号を入力してSMS認証
(5) メールアドレスを入力して認証
(6) パスコードを設定
(7) ウォレットをアクティベート
ウォレットをアクティベートするために、ETH、DAI、USDC、USDTの資産のどれかを入金します。
Argentの使い方2:レイヤー2アカウントの作成と運用
(1) 左上のEthereumのマークをクリック
(2) zkSyncアカウントを選択
この際に最初はガス代を支払って、L2ウォレットのアクティベートをする必要があります。場合によっては、Ethereumの状況によっては5000円以上かかってしまいます。
画面左上のアイコンがzkSyncに変わったら完了です。
(3) レイヤー2で資産運用
特徴的なのがスマホから直接レイヤー2で資産運用ができることです。
画面下のタブから「Invest」をタップすると、運用先を確認することができます。
以上が大まかなArgentウォレットの使用方法になります。
Argent:まとめ
ArgentはEthereumのレイヤー2に対応した、モバイルウォレットです。iOSとAndroidの両方に対応しています。
zkSyncを利用することで、従来のレイヤー1と比較して安くて、早い取引が可能です。
アカウントの作成には費用がかかりますが、一度作成してしまえば、ガス代をほとんど気にせず運用ができます。
2022年はレイヤー2の重要性が高まると見込まれており、スマホからアクセスできるArgentの重要性は今後も高まっていくと予想されます。
公式サイト:https://www.argent.xyz/
公式Twitter:https://twitter.com/argenthq