先日【Avalanche準備編】として、BinanceからMetaMaskへ$AVAXを送金する方法を解説しました。
今回はAvalancheBridgeを活用して、ERC20トークンをAvalancheネットワークへブリッジする方法をご紹介します。
Avalanche Bridge(AB)とは
Avalanche Bridge(AB)はERC20トークンをAvalancheのCチェーンにブリッジするために活用されます。
これまではAvalanche Ethereum Bridge (AEB)が存在していましたが、今回リニューアルされたABは従来のAEBと比べて
- セキュリティ
- ファイナリティ(AEBの5倍)
- 手数料
の3つの面でより強化されています。
AvaLabsの創設者兼CEOであるEminGünSirer氏は
「新しいAvalancheBridgeは、ブリッジングテクノロジーの飛躍的な進歩ですが、最も重要なことは、Avalancheコミュニティ全体のユーザーと開発者のエクスペリエンスが劇的に向上したことです」
とコメントしています。
Avalanche Bridge(AB)の注意点
ABを使用する前に、いくつかの注意点があります。
- MetaMaskのモバイルアプリはエラーが出る場合があるので、使用は推奨されていません。デスクトップを使用するか、どうしてもモバイルで利用したい場合はCoinbaseWalletを利用しましょう。
- ETH、BTCどちらもサポートされておらず、ラップされたWETHとWBTCになります。
- 転送した際に資金が減っていますが、これは手数料として差し引かれたものです。エラーではありません。
Avalanche Bridge(AB)の使い方
Avalanche対応のMetaMaskと$AVAXがあると仮定します。まだの人はこちらの記事を参考に、MetaMaskと$AVAXをご準備ください。
サイトに入り、MetaMask(Ethereum)を接続
Avalanche Bridge(AB)のサイトに入り、MetaMaskを接続
Avalancheに送りたい資金を選択し、手数料を確認して「Transfer」
今回は100USDTを送ります。手数料は下の方にある「Estimated Transfer fee」で、3ドルほどです。これに加えて、$ETHのガス代もかかります。
お得情報:75ドルを超えるトークンを転送すると、手数料プレゼントとして最大0.1AVAXまでエアドロップされます。せっかくなのでまとめて資金を移動するのがお得でしょう(今後は変更される可能性があります)。
Transaction Status画面でブリッジの進捗を確認
非常に直感的なデザインで、進捗が目に見えてわかる仕組みになっています。
MetaMaskのネットワークをAvalancheに変更して確認
最後に資金が移動しているか確認しましょう。私のMetaMaskには手数料を差し引いたおよそ97USDTが届いていました。ブリッジで届いたトークンは末尾に「.e 」がつきます。
資金を移動したらAvalancheのNFTを買うなり、DEXでイールドファーミングするなど、さまざまな方法があります。
DEXを触るならPangolinやTraderJoeがおすすめです。PangolinについてはZenismでも解説しているので、ぜひご覧ください!
※今後TraderJoeについても解説いたします。