イールドファーミングの戦略にCurve Finance($CRV)を組み込むプロジェクトが増えており、CRVトークンの供給ショックが話題になっています。
CRVとveCRV
CRV はCurve Financeのガバナンストークンです。最大供給量は33億枚、循環供給量は2億1900万枚です。CRVをステークすることでveCRV (ボーティング・エスクローCRV)を受取り、Curve Financeのガバナンスに参加できます。長期間ステーキングすることで投票力と報酬率をブーストできます(1CRVx1年=0.25veCRV、1CRVx4年=1veCRV)。
DeFiがCRVをステーキング
最大のイールドアグリゲーターであるYearn Finance にとって、CRVブーストは戦略の根幹であり、1790万veCRVを保有しています。5月にローンチしたばかりのConvex Financeは、2630万veCRVを保有しています。現在、CRVの循環量に対しステーキングCRV(veCRV)は61% に達しています。
Convex ではCRVと CVX トークンの2つの報酬を受取れるため、Yearn 自体もConvex のボールトを戦略的に利用しています。結果、ConvexのTVLは既に総額 23 億ドルとなっています。
$EPS $HOOP $SUN などのプロトコルもCRV をロックしており、Convex の成功によりこの動きはさらに加速しそうです。市場の勢いが沈静化する中で、Curveのようなステーブルコイン運用プロトコルに対する需要が高まっているのかもしれません。