pDAI(PoolDAI)とは|金利寄付プールの作り方

デリバティブ

Pool DAIとは、分散型ヘッジファンドBetokenの創設者でもあるZefram氏@boredGeniusがローンチしたDAIの寄付プロトコル(no-loss donation protocol)です。PoolDAIの機能は、DAIステーブルコインをみんなでプールし、それらをDeFiレンディングプロトコルであるCompoundに貸出して得た金利のみをサードパーティ(プロジェクトだけでなく知人など誰でも対象にできます)へと寄付するというもの。つまり寄付するのは金利のみですので、ユーザーがプールした資金は寄付されません。ですので、寄付プールに預けた資金はいつでも引き出し可能です。今回はPoolDAIを用いて寄付プールを作成し、実際に寄付するまでの過程をご紹介致します。※2019年10月現在、PoolDAIのスマートコントラクトは監査されていません。リスクがあることを理解した上でご自身の責任のもとでご利用ください。

PoolDAIの使い方

まずはPoolDAIへアクセスします。上画像の3つのステップ(1.プールの作成、2.資金をプールする、3.寄付プールが金利を得る)に沿って、実際にZenismの寄付プールを作成し、寄付するまでを行い、その過程をご紹介していきます。

Step1.プールの作成

まずは寄付したい対象を決めて、プールを作成します。寄付対象は慈善団体でもプロジェクトでも、知人でも誰でも大丈夫です。PoolDAIには利用料は特になく、必要経費はガスコストのみですので、興味がある方はぜひ記事を参考に寄付プールを作成してみてください。
プール作成の際に必要な情報は①受益者の名前、②受益者のETHアドレス、③寄付と引き換えに預金者に渡すトークン(ERC20)の名称※pDAI-〇〇が推奨されています。今回はpDAI-ZENISMで作成しました。④プールの権利を放棄する場合はチェックします。権利を放棄しない場合は、作成者が後に受け取りアドレスを変更することができますので、信頼性を得るためにチェックして放棄することが推奨されます。以上の4つの情報を入力し、最後に⑤「Create Pool」で寄付プールコントラクトの作成は完了です。※作成時にガスコストを必要としますので少額のETHを接続しているウォレットに保有しておきましょう。
上述のプール作成入力事項を全て入力し、プールを作成すると上画面が表示されます。画面下にあるhttps://zeframlou.github.io/pool-dai/pool/0xCFA259805d9BdA4fa7C3E0e7acC8A7f1885b1524(※←Zenismの寄付ページです。作成者ごとに異なりますのでご注意ください)が今回作成した寄付プール用のページです。

Step2.資金をプールする

ETH、DAIを含む70種以上のトークン(ERC20)をプールに投入することが可能です。またプールに預けた資金はいつでも引き出し可能です。
上画面は作成したZenismの寄付プール画面です。試しに20DAIをコントラクトにプールしてみます。上画面右側のオレンジ上枠でプールすることが可能です。預けるトークンと量を入力し、「Deposit to pool」を選択で完了です。※下枠は資金を引き出す際に入力します。預金、引き出し共にガスコストが発生します。
預けた20DAIがプールされると、それと引き換えにpDAIを受け取ることができます。このpDAIはDAIにペッグされているため、価格はほぼ米ドル価格に連動しています。上画面にあるように先ほど預けた20DAIと引き換えに20pDAIを保有していることがわかります。ウォレット内を閲覧すると作成した20pDAI-ZENISMを保有していることも確認できました。保有している20pDAIは「withdraw from pool」でETHやDAIなどに変換して引き出すことができます。

Step3.作成した寄付プールの受益者が金利を得る

作成した寄付プールの受益者は、プールから生じる金利を得ることができます。現在の金利発生状況の確認はPoolDAIサイト、または作成したプールのページで確認することができます。上画面(PoolDAIサイト)では作成したプール名、プールサイズ、発生した金利を確認することができます。
作成したプールのページではより詳細な情報を確認することができます。また発生した金利を受益者へ渡す場合は上画面の「Withdraw interest to beneficiary」を選択することで可能です。

PoolDAI詳細