先日RaydiumでIDOが実施されることと、参加条件についてご紹介したばかりですが、さっそく第一弾がRaydium公式Twitterでアナウンスされました。
We’re excited to announce that @Media_FDN will be Raydium’s first AcceleRaytor project, launching April 29!
Media Network (https://t.co/6A5H4oLOlO) is a privacy-first CDN allowing decentralized P2P content delivery.
Join the official TG for more: https://t.co/IM0IyZHOxU pic.twitter.com/NtnRx5SpeH
— Raydium (@RaydiumProtocol) April 19, 2021
Media Networkは分散型P2Pコンテンツ配信を可能にする、プライバシーファーストのCDNサービスです。
この記事では
- CDNとは何か
- 既存のCDNのもつ課題とは
- Media Networkのソリューション
- Media Networkのトークン
などについてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
CDNとは
CDNとは「コンテンツデリバリーネットワーク」の略です。
ウェブサイトなどのサーバーには処理能力や、スピードに限界があり、大量のアクセスがあると大幅に遅延してしまうことがあります。
その問題を解決するのがCDNです。世界各地に置かれたサーバーにコンテンツを一時的に保存することで、サーバーの負荷を軽減し、ユーザーは快適にコンテンツを閲覧できます。
例えば、あなたが東京からアメリカのサーバーにアクセスしようとすると、物理的に遠いため時間がかかります。
そこで日本にCDNがあれば距離も近いため、快適にコンテンツを利用できる仕組みです。
CDNに対する需要が大幅に増加し、集中型のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)が数多く誕生しました。
既存のCDNソリューションの課題
しかしCDNを利用すると、ピーク時の需要に合わせて多めに帯域幅を確保する必要性が出たり、長期的な契約が生じる場合があるそうです。
また氏名、住所、支払い方法などの個人情報を必要とするため、プライバシーが侵害され、表現の自由が制限される可能性もあります。
ブロックチェーンメディア市場の現状と課題
加えてブロックチェーンを活用したさまざまなメディアプラットフォームが登場していますが、ここにもCDNの課題があります。
例えばFilecoin、IPFSのようなソリューションを利用する人は、エンドユーザーにデータを配信するために、従来の中央集権的なCDNソリューションに依存しているのです。
Media Networkの仕組み
そこで従来のCDNプロバイダーの中央集権的なアプローチを回避し、誰もが参加できる自治的でオープンソースなソリューションを提供するのが「Media Network」です。
メディアプラットフォームなどは取引所からMEDIAトークンを購入し、指定されたSerum DEXプールに流動性を提供する必要があります。得られたLP MEDIAトークンをステークすることでMediaNetworkを利用して既存のインフラを拡張することができるのです。
ネットワーク参加者の「Media Edge」と「Media Guard」はそれぞれ必要に応じてデータを配信し、ネットワークのセキュリティの検証をおこないます。
どちらも参加するにはLP MEDIAトークンのステーキングが必要であり、報酬に応じてMEDIAトークンを獲得できます。
そしてエンドユーザーは未使用の帯域幅リソースを共有することでMEDIAを獲得し、ネットワークの拡張に貢献することが可能です。
Media Networkは現在Solanaのテストネットに取り組んでおり、Telegramチャネルを介してクローズドベータテストへ参加できるそうです。
4/ Media Network is currently working on Solana’s testnet, and we are welcoming new participants to our closed beta test via our Telegram channel at https://t.co/ytxhwp7csg. Please join us, and help us build a censorship-free future!
— Media Foundation (@Media_FDN) April 18, 2021
MEDIAトークンについて
MEDIAトークンは「帯域幅クレジット」としてエコシステムを強化し、ネットワークの活動を促進するインセンティブを創出。
エコシステムに参加して報酬を得るためには、LP MEDIAトークンをステーキングする必要があります。
MEDIAトークンには次のような用途が想定されています。
- 利用可能な帯域を活用して既存のインフラを拡張する
- ガバナンスに参加する
- データ転送料の支払い
- Media Guardを運営し、ネットワークの安全性を確保し、MEDIAを獲得
- Media Edgeを運営し、未使用の帯域を使ってデータを中継することでMEDIAを獲得
- など
IDO参加方法は?
今回の参加方法は2段階に分かれています。
まずAcceleRaytorプログラムです。
- RAYプール(総数50万MEDIA)
- コミュニティ・プール(総数50万MEDIA)
の2つのプールが用意されており、RAYプールは20RAY以上を22日から29日まで預けた人のみに開かれます。コミュニティプールは特に条件などなく、誰でも参加することが可能です。
プールの開いている時間は12時間しかなく、オープン時間は4月29日午後10時〜2021年4月30日午前10時までです。
比例保証型の固定価格モデルを採用しており、29日から30日の間に参加者はそれぞれのプールにUSDCを入金することができます。入金額には上限がありますが、その入金額に応じてMEDIAを購入できる仕組みです。
そしてAcceleRaytorプログラムが終了した次の日、つまり4月30日からMEDIA-USDCのプールがオープンします。この時にAcceleRaytorプログラムのプールにUSDCを入金した人はMEDIAを手に入れることができます。
詳細はこちらの記事をご覧ください
https://raydium.medium.com/media-network-launching-on-acceleraytor-66b3453d4e56
Media Network詳細
公式サイト:https://media.network/
Twitter:https://twitter.com/Media_FDN
Medium:https://mediafoundation.medium.com/
Telegram:https://t.me/Media_FDN