仮想通貨Statusは、ブロックチェーンの技術と仮想通貨を使ったSNS機能と決済機能を伏せ持つプラットフォーム・プロジェクトです。
特徴として、全てモバイル端末上で簡単に使えるということ。
他のDappsへ接続が簡単に出来、LINEのようなチャット機能も備えられ、さらには支払いや送金も行うことが出来る。
このことは将来、様々なDapps関連のサービスを、このStatusのモバイルアプリを介して全て行える可能性を示しています。
QRコードの仮想通貨決済を導入している店舗で利用できるほか、家族や友人へ簡単に送金も可能です。
Status(ステータス/STN)の最新価格・相場・チャート・評価
Status(ステータス/STN)の特徴
特徴1: ICOで巨額の資金調達に成功
Statusは2017年6月にICOが行なわれ、2週間で9000万スイスフラン相当を集めることができました。
海外のニュースでも大きく取り上げられ、投資家の期待が大きかったことが予想されます。
いずれにしても、潤沢な開発資金があるという事は、今後のプロジェクト遂行に重要な要素となります。
特徴2:モバイルで手軽に利用
Statusは、イーサリアムブロックチェーンの技術を使用していることから世界で初めてのモバイルイーサリアムOSと言われています。
メッセンジャーのようなSNS機能、送金・決済機能も兼ね備えており、さらには下記に記載のように、プラットフォーム上で展開されるDappsへの容易な接続も可能なことから、モバイル上の買い物やDappsゲーム・実店舗でのQRコードでの決済などが行えます。
現在(2018年11月)スマートフォンアプリのベータ版がリリースされています。
(まだ、テスト中のため動作の保証はされていません)
テスト版ですが、着々とプロジェクトは進行しているようです。
特徴3: 分散型アプリケーションの仕組みを利用して、様々なアプリケーションをリリース可能
分散型アプリケーションなので、誰でもがプラットフォーム上でアプリケーションを開発、公開できる環境を有しています。
サーバー可用性やセキュリティ面でも優れており、ネットワーク全体でサービス提供からデータ管理まで、そのアプリケーションの機能を充実させることが出来ます。
statusプラットフォームでのアプリケーション事例
uPort: ブロックチェーンを利用した個人情報管理システム
(身元確認システムとして、分散型アプリにログインできる)
Gnosis: 市場予測アプリケーション
(未来の出来事を予測して的中した場合に報酬がもらえるシステムを構築して、適正な配当を計算してくれる)
Oasis Exchange: イーサリアムとERC20の規格トークンに対応した分散型取引所
Etherisc: 保険売買プラットフォームアプリケーション
(契約や支払いを自動化した、途上国の農作物保険や社会保険にも対応)
Ujo: アーティストのための著作権保護ができる音楽プラットフォームアプリケーション など
Status(ステータス/STN)の詳細
発行上限枚数:6,804,870,174 SNT
発行日:2017年6月9日
公式サイト:https://status.im/
ホワイトペーパー:https://status.im/whitepaper.pdf
twitter:https://twitter.com/ethstatus
Status 爆上げの時期!
Statusは2017年7月の上場直後、6円ほどの価格をつけていましたが、その後3円ほどまで収束。
11月なかばごろまではそのあたりで推移します。潮目が変わったのは11月25日ごろ。
そこから少しずつ値を上げはじめ、12月15日に急騰。12月19日には23.5円を記録しました。
12月28日16円ほどで推移していたのちその後、急騰し70円近い値をつけるも、それをピークに例にもれず徐々に値を下げ、2018年11月現在4.5円辺りを推移しています。
Status(ステータス/STN)の評価
Statusの将来性
STATUSは開発途上国や発展途上国などの人たちがインターネット世界へのアクセスにスマートフォンを利用することを前提としています。
今回ブロックチェーンスマホFinneyにSTATUSがプリインストールされたように、今後EthereumのDappsが増えていくにつれてSTATUSのようなをDappsを探すことができるブラウザなどが注目を浴びていきます。
安全性の面でもP2Pプロトコルで暗号化されており、より安全であると言えます。
しかし、無料のメッセンジャーに慣れている一般のユーザーにどこまで受け入れられるのかは疑問視されています。
既存のLINEやWeChatを超えるメリットを出すことが出来るのか、ユーザにとって魅力あるレベルのコンテンツや性能を生み出せるか、今後の課題はあります。
Statusは今後、スパム対策やユーザー評価機能など様々な機能を追加していく予定で、OmiseGoとパートナーシップを結んだり、Googleの元社員で有名なNabil Naghdy氏がCOOとしてジョインしたりと好材料は沢山あります。
アプリの実用性が高く、課題はあるものの期待の持てるプロジェクトであると考えられます。