Mask Networkの概要
Mask NetworkはWeb2.0とWeb3.0の架け橋となることを目指したサービスです。
SNSのプライバシー保護を目的としており、私たちのTwitterやFacebookなどの投稿を暗号化します。この暗号化されたメッセージは特定の人物のみ複合化して閲覧可能です。
他にもMask Networkを利用するとTwitter上で DEXを利用したトークンの購入が可能になり、ITO(Initial Twitter Offering)に参加もできます。
Mask NetworkはTwitterの安全性だけでなく、利便性も高めてくれるサービスです。
この記事では
- Mask Networkがなぜ注目されるのか?
- Mask Networkの登録方法
- Mask Networkを使ってTwitter上でトークンを購入する方法
までご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
Mask Networkはなぜ注目されるのか?4つの特徴をご紹介
Mask Networkには4つの特徴があります。
特徴1)公開先を指定したTwitter投稿が可能に
Mask Networkは最初にご紹介した通り、暗号化されたSNSなどの投稿を可能にします。
現代のSNSの課題として、特定の相手にSNSでメッセージを送付しても、SNSの管理者が閲覧可能でした。FacebookやLINEについて懸念の声が上がる出来事も起きています。
これはいわゆる中央集権的なサービスを利用する際のデメリットと言えるでしょう。そこでMaskNetworkはメッセージを暗号化することであなたの情報の安全性を担保します。
具体的には送るメッセージを暗号化し、指定した受信者だけが複合化することができるのです。
このように暗号化されたメッセージはSNSの管理者であるMask Networkも閲覧することができません。
SNSの投稿は下記の3つに公開範囲を設定可能です。
- Mask Networkを利用している全てのユーザー
- 自分だけ
- 特定のユーザーを指定
特徴2)Twitter上でDEXからトークンの購入が可能に
Mask NetworkでTwitterからさまざまなdAppsにアクセスすることが可能です。具体的にはTwitter上でDEX(UnisweapやSushiswapなど)を利用してトークンを購入できます。
従来はTwitter上で良さそうなトークンの情報を見つけたら、取引所のページに移動する必要がありました。
Mask NetworkのすごいところはMetaMaskなどのウォレットを繋いでおくことで、ページ遷移せずにUniswapなどでコインを購入可能なところです。
またCoinGeckoのチャートも、「$トークン名」にマウスを乗せるだけで、表示されるようになります。
特徴3)ITO(Initial Twitter Offering):Twitter上で資金調達?
ITOとはTwitter上で行われる資金調達のことです。
第一回は$LRCで、第二回は$mTSLA、第三回はMask Networkのネイティブトークンである$MASKがITOを行いました。それ以降もO3SwapなどいくつかのプロジェクトがITOに参加しています。
ITOの利便性はなんといってもTwitterから直接参加できることです。参加するには、Mask Networkにログインした状態でTwitterに入り、公式TwitterからITOに関する投稿を探し出してエントリーするだけです。
参加条件によっては一定数のMaskを保有しておく必要があります。
特徴4)さまざまな連携で新たなサービスが利用可能に
Mask Networkはさまざまなプロジェクトと連携して、サービスの幅を広げています。
MakerDAOとRedPacketのイベント実施
2020年1月27日は中国の旧正月と呼ばれる日に、MakerDAOと共同でTwitter上でRedPacketのキャンペーンを実施。SNS上で暗号資産を送受信ができるようになり、当時はVitalik氏も参加して話題になりました。
RedPacketはERCトークンの送り合いに対応していたのですが、やはりガス代が高いと問題に。そこでMaskNetworkはレイヤー2ソリューションを活用するLoopringとパートナーシップを締結するなど、よりTwitter上での暗号通貨のやりとりを簡単にしようとしています。
Gitcoin GrantsにTwitter上からシームレスに寄付
🤔 Did you know that you can support your favorite Gitcoin Grant directly from Twitter using #GR9 Hackathon sponsor @realmaskbook? 🤔
👀 Check it out below! 👀
➡️ And, join the MASK Webinar at *11AM ET TODAY* to learn about all their cool plugins. 👇https://t.co/AMWQEjrHj5 pic.twitter.com/VtNiTOhWSr
— Gitcoin (@gitcoin) March 22, 2021
Mask NetworkはGitcoin Grantsへの資金提供をシームレスに可能にします。
GitcoinGrantsはETHのプロジェクトを支援するプラットフォームです。プロジェクトは寄付してくれた人の数に応じて、QF Fund(Quadratic Funding)からの資金援助を受けることができます。
QF Fundは寄付の総額よりも、寄付してくれた人の数に注目して配分。具体的には100DAIを1人からもらうよりも、1DAIを50人からもらえる方が、資金は多く配分される仕組みです。
他にもMask Networkは分散型ストレージサービスを提供するArweaveや、PoSとシャーディングを採用したブロックチェーンであるNEAR Protocolと提携しています。
Mask Networkのトークンエコノミクス
$MASKは Mask Networkのネイティブトークンであり、MaskDAOへのガバナンス権になります。
合計100,000,000 $MASKトークンが作成され、以下のように$MASKは配布されます。
大半の$MASKの供給は長期的にロックアップされており、初期の流通量は、$MASKのパブリックセールやエアドロップなどで構成されています。
ロックされたトークンは36ヶ月目までに徐々にロックが解除される予定です。
【Mask Network】登録からトークン購入まで解説
Mask Networkへの登録方法
Chrome、iOS、androidなどでダウンロード可能ですが、今回はChromeの拡張機能で説明していきます。
・公式サイトに入り、「Get Mask」をクリック
・ダウンロードするMaskを選ぶ(今回はChrome)
・Chrome ウェブストアで「Chromeに追加」
・プライバシーポリシーに同意して、「Get Started」
・Name (名前)を指定して、「Next」
・「Next」をクリックすると、Twitterへのアクセスが求められますので「許可」
・アカウントのユーザーネームを確認します
おつかれさまでした。これでTwitterに接続が完了しました。
ここからはダッシュボードの見方を確認しておきます。
ダッシュボードの使い方
・言語設定で日本語に
最初に日本語に設定しておきましょう。使いやすくなります。
Setting→Language→日本語で変更できます。
日本語になりました。
この設定画面からは、ご自身がTwitter上でトークンを購入したいときに使用するDEXと、参照するトークンの情報のソースを指定することができます。
ウォレット連携
次にTwitter上でトークンを手に入れ、ITOに参加するために必要なウォレットの接続を行います。
一般的に利用されるMetaMaskを接続するので、まだMetaMaskを持っていないという方はこちらから設定してください。
・画面右上の「ウォレットに接続しています」をクリック
日本語設定にすると少しだけ日本語が変ですね。
・MetaMaskを選択
・MetaMaskが別ウインドウで立ち上がるので、「次へ」をクリックして承認
これでTwitter上にMetaMaskが表示されるようになりました。
実際にTwitter上でトークンを交換する方法
・画面左下のMask Networkのアイコンをクリック
・Swapをクリック
・トークンを選択して、Swapします
たったこれだけです。Twitter上でDEXを利用できるというのは、今までにない便利な仕組みですね。
最新情報:インフルエンサーの禿太郎丸子さんがMask Networkにジョイン
つい先日、YoutubeやTwitterで仮想通貨の最新情報を発信するインフルエンサーの禿太郎丸子さん(@crypto___baby)がMask Networkで働くと発表しました。
今後はMask Networkの日本向けの活動も進むと考えられ、注目を集めています。
何人かには伝えてけど改めて報告✨
明日からとあるプロジェクトで働きます🏃♂️わたしのだいすきなプロジェクト☺️💓https://t.co/soOuhsbq7o pic.twitter.com/H4Z0Ftksxa
— 禿太郎丸子🐰cryptobaby (@crypto___baby) May 31, 2021
Mask Network詳細
公式サイト:https://mask.io/
Twitter:https://twitter.com/realmaskbook