前回はRaydiumの概要と使い方、Binance、Phantom、$SOLの準備をしていただきました。
ここから実際に流動性を供給して、ファーミング、ステーキングを行い報酬を得る、後半の4つの手順について解説します。
- Binanceの口座を開設し、$SOLを購入
- Phantom(Solana対応のウォレット)を作る
- $SOLをBinanceからPhantomに送金
- RaydiumにPhantomを接続する
- Raydiumで$SOLを$RAYに交換
- $SOLと$RAYで流動性供給
- 手に入ったLPトークンでファーミング
- ファーミングで獲得した$RAYをステーキング
【後編】Raydiumの使い方:スワップ・流動性供給・ファーミング・ステーキング
Raydiumの使い方(5)Raydiumに入り、$SOLを$RAYに交換
Raydiumに入り、ウォレットを接続すると$SOLが入金されているとわかります。今回は$RAY/$SOLペアで流動性供給をしたいので、$SOLの約半分を$RAYに変えます。Raydium画面上部の「Swap」をクリックします。
下記の画面になるので、上に$SOL、下に$RAYを選択して数量を決めます。
$SOLは手数料としても使うので、ある程度の$SOLは残しておきましょう。
Raydiumの使い方(6)$RAYと$SOLで流動性供給
$RAYと$SOLが揃ったところで、次に流動性供給を行います。今度は「Liquidity」をクリックして、先ほど交換した$RAY/$SOLを数量を決めて供給しましょう。
「Supply」をクリックして完了です。
数分待つと、LPトークンがウォレットに入っているのが確認できると思います。LPとは「Liquidity Provider」の略で、流動性供給していることの証明書みたいなものです。今度はそのLPトークンを預けて、ファーミングを行います。
Raydiumの使い方(7)手に入ったLPトークンでファーミング
今度は画面上の「Farms」をクリックします。
いくつかの流動性供給ペアが表示されるので、自身の$RAY/$SOLを選択。そうすると少し画面が展開して、右側にSTAKE LPと表示されます。
「STAKE LP」をクリックしてLPトークンをMAXで預けることで、ファーミングが完了です。
一定時間経つと、自分の預けた資産に比例して報酬を受け取ることができます。報酬は先ほどの画面の左側、「PENDING RAY REWARD」で確認できます。
Raydiumの使い方(8)ファーミングで獲得した$RAYをステーキング
最後に手に入った$RAYをステーキングしてみましょう。これにより、さらに$RAYを手に入れることができます。
まず「Farms」を確認すると、左側に「Harvest」と表示されます。
「Harvest」をクリックすると、数量が出てきます。今回は小額ですが実験で$RAYを獲得します。Phantomが別タブで開くので、承認してしばらく待ちます。
ウォレットに「Haevest」した$RAYが入ったのを確認して、今度はステーキングです。
「Stake RAY」をクリックして、数量を決めて「Confirm」します。
お疲れさまでした。これで全ての手続きが完了しました。
おまけ:RaydiumのIDO(AcceleRaytor)に参加するには?
IDOはDEXで行われる新興トークンのセールです。多くの場合に価格の上昇が見込まれるために、大変人気となっています。
現状RaydiumでIDOに参加するには、条件にもよりますが50〜100RAY以上のステークが必要になっています。
ステークしていても自分が実際にトークンセールに参加できるかはわかりませんので、ここは運が大きいともいえます。
まとめ
RaydiumはSolanaブロックチェーン上の主要なDEXの1つです。
AcceleRaytorと呼ばれるIDOプラットフォームは上場銘柄が価格上昇が見込まれて参加が困難となっています。またDropZoneというNFTのローンチパッド的なものが存在しており、プロジェクトの幅が広がりつつあります。
FTX、Serumなど、さまざまなサービスがSolanaブロックチェーン上で動くSolanaエコシステムの鍵となるのがRaydiumです。今後も重要な働きを担い、サービスも拡大していくと見込まれています。